ホームページを見ている、ページの一番下に「Copyright© 2019 〇〇 All Rights Reserved.」と書かれているのを目にします。一方で、記載のないページや表記の仕方も若干違うページもあります。

コピーライトの表記がない場合でも、無断で使用すると著作権に違反する可能性があります。今回は、そんなコピーライトについて紹介します。

Copyright(コピーライト、©)とはなにか

コピーライトは著作権のことです。著作権は、知的財産権(知的所有権)の一つで、文章や、映像、音楽などの文化的な著作物を保護する権利です。違反した場合には、罰金や懲役の処罰を受けることもあります
Copyrightや©、(c)と表記されることもあります。

具体的な著作物には以下のようなものがあります。
(1) 小説や論文など、言葉によって表現されるもの
(2) 音楽(歌詞も対象)
(3) ダンスの振り付けなど、動作によって表現されるもの
(4) 絵画や美術など、形や色で表現されるもの
(5) 建築芸術
(6) 地図や図面、設計図など
(7) 写真
(8) 映画やTV番組、ゲームコンテンツなど
(9) プログラム

さらに、これらを「もと」にして制作されたものである「二次的著作物」や百科辞典などの「編集著作物」、「データベース著作物」があります。

その人の思想や感情が創作的に表現されていれば著作物であるとされるため、小さいこどもの書いた絵や工作も立派な著作物です。

参考:
著作権って何?公益社団法人著作権情報センター CRIC

Copyright表記の必要性

ホームページの下の方に見られる「Copyright© 2019 〇〇 All Rights Reserved.」
日本においては、この表記は必ずしも必要ではありません。仮に表記がない場合でも、著作物として認められます。

実は、表記の必要性に関係する国際条約には、「ベルヌ条約」と「万国著作権条約」の2つがあります。

ベルヌ条約では、無方式主義を採用しており、著作物を創作した時点で著作権が自動的に付与されることと定められています。対して、万国著作権条約では登録が必要で、©、著作権者名、発行年の表記を求める方式を採用しています。

ただし、ベルヌ条約と万国著作権条約の両方に加盟している場合は、ベルヌ条約が優先適用されることとなっています。このため、日本では、コピーライトの表記の必要はありません。

それでもCopyrightを書くのはなぜか

上記で書いたように、基本的に、コピーライトを表記する義務はありません。それでも多くのホームページにコピーライトが表記されるのは、以下のような理由だと思われます。

1 無断転載や無断コピーの抑止

コピーライトの表示があることで、サイトを見ているユーザに対して、著作権で保護されていることを意識させるためです。

無断転載や無断コピーしないでほしいとの意思表示の意味合いが強いです。

2 保護者と発行年を明確にする

誰が著作権を持っているのか、保護される期間がどれくらいあるのかを明確にするため。

3 これまでの慣習

多くのホームページに既にコピーライトの表記があるため、なんとなくそれに倣って表記している。

意識的に表記している方は、主に1つめの理由で。それ意外では、3つめが該当するのではないかと思われます。

Copyrightの書き方

コピーライトの記載に必要なのは3つです。

1. ©の記号
2. 著作権の保有者(個人名・企業名)
3. 著作物の発行年

まず、よく見かける「Copyright ©」のうち必要なのは記号だけ。どちらか表記する場合は、記号©を残します。

次に年号に関しては最初の発行年が重要な要素のため、更新年の表記はあってもなくても可。

最後に、「All Right Reserved.」ですが、方式主義諸国が調印した「ブエノスアイレス条約」での表記からくるものですが、日本は非加盟国で、かつベルヌ条約に加盟しているため、全く意味のない記載だそうです。ちなみに、カンボジアは主要国で唯一ベルヌ条約に加盟していない国だそうです。

書き方 : 【 © 発行年 著作権者名 】

かなりシンプルになりますね

参考;
万国著作権条約パリ改正条約| 公益社団法人著作権情報センター CRIC
ブエノスアイレス条約|wikipedia
All_rights_reserved|wikipedia

まとめ

コピーライトの表記は書いても書かなくてもOK
書く場合も、必要なのは、「©」「最初の年号」「著作権者の名前」でOK。

なんとなく書いていましたが、なんでも調べてみるとおもしろいですね!